こんにちは。猫2匹と暮らす、旅好き・猫好きブロガーの島根猫です。

新しく猫ちゃんを家族に迎えることが決まった時、期待に胸を膨らませる一方で、「何を準備すればいいの?」と不安になることもありますよね。

特に悩むのが、部屋の大きな面積を占めることになる「ケージ」です。

「せっかく迎えるのに閉じ込めるのはかわいそう……」
「インテリアに馴染むおしゃれなものがいい」
「2匹飼うなら、どのくらいの大きさが正解?」

私自身、今の猫たちを迎える際に、ネットの口コミを読み漁り、メジャーを持って部屋を測ったりしました。そんな経験と、実際に2匹の愛猫を育ててわかった「本当に必要なケージの知識」を詳しくまとめました。

これから猫ちゃんとの幸せな生活をスタートさせる方の、道しるべになれば嬉しいです。

そもそも、なぜ猫にケージが必要なの?

まず最初に、初心者の方が一番抱きやすい「猫をケージに入れるのは虐待ではないか?」という疑問について。
結論から言うと、ケージは猫を「閉じ込める場所」ではなく、猫を「守るための城」です。

命を守る「シェルター」としての役割

猫は環境の変化に非常に敏感な動物です。お迎えしたばかりの猫にとって、家全体は広すぎて恐怖を感じる場所。
まずはケージという「自分だけの狭い空間」を確保してあげることで、パニックを防ぎ、リラックスできる場所を認識させることができます。

また、地震などの災害時や、工事の来客、掃除機をかける時など、猫がパニックになりやすい場面でケージに慣れていると、安全に避難させることができます。

多頭飼いの「パーソナルスペース」

知らない猫同士の2匹を同時に迎える場合、あるいは先住猫がいる場合、お互いの距離感を調整するためにケージは必須です。猫同士にも相性があり、いきなりフリーにすると大喧嘩に発展して修復不能になることも。ケージ越しに少しずつお互いの匂いや存在に慣れさせる「クッション役」を果たしてくれます。

迎えする場所(ペットショップ、ブリーダー、保護施設など)によって、猫ちゃんがそれまで過ごしてきたケージ環境や慣れ具合は様々です。

「まだどこで猫を迎えるか検討中」という方は、ぜひこちらの比較記事も先に読んでみてくださいね。出会い方に合わせた心の準備がしやすくなりますよ。

あわせて読みたい:猫を飼うならどこ?ペットショップ・ブリーダー・里親の徹底比較

失敗しないケージ選びの3要素:高さ・広さ・ステップ数

ケージなら何でもいいわけではありません。猫の習性を理解せずに選ぶと、猫がストレスを溜めたり、結局買い直す羽目になったりします。

① 「広さ」より「高さ」を重視

猫にとっての運動は、床を走ることよりも「上下に移動すること」です。そのため、平面的な広さよりも「高さ」を最優先してください。

  • 1段(シングル)ケージ:病気や怪我の時、または一時的な保護用。

  • 2段ケージ:成猫1匹の最低ライン。

  • 3段ケージ:2匹飼い、または運動量を確保したい場合に最適。

2匹で暮らすなら、間違いなく3段タイプがおすすめです。上下の移動距離が長いほど、限られた室内でも猫の欲求を満たすことができます。

シニア猫(8歳以上〜)をお迎えする場合のポイント
落ち着いたシニア猫ちゃんを迎える場合は、必ずしも「高さ」が正義ではありません。加齢により関節が弱くなっていることもあるため、ケージを選ぶ際も「段差が緩やかか」「ステップの面積が広く、足を踏み外しにくそうか」をチェックしてあげてください。

もし高い段差が辛そうなら、ステップの間に市販の小さな台を設置して「スモールステップ」を作ってあげるなど、愛猫の身体能力に合わせたカスタマイズをしてあげると、シニア期も安心して過ごせるお家になります。

② ステップ(棚板)の数と配置

ステップは猫が飛び乗って休む場所です。

  • 数: 「各フロアに棚板1枚ずつ」が理想です。 各フロアに足場があることで、1階(トイレ)から3階(寝室)まで、猫が無理なくリズム良く登りきることができます。ステップの数が足りないと、1回ごとのジャンプが大きくなりすぎて、体への負担や落下のリスクが高まってしまいます。

  • 配置: ステップ同士の間隔が広すぎると、子猫やシニア猫は登れなくなることがあります。互い違いに配置して、無理なくジャンプできる設計か確認しましょう。

  • 素材: 滑りやすいプラスチック製よりは、木製や布が貼ってあるものが安心です。滑りやすい場合は、100均の吸着マットなどを自分で貼る工夫も有効です。

【実録レビュー】私が購入したアイリスオーヤマ「ウッディキャットケージ3段」

ここで、実際に私が2匹の猫たちのために選んだケージを詳しくご紹介します。

選んだ商品:アイリスオーヤマ ウッディキャットケージ 3段(PWCR-963V)ライトナチュラル

なぜこれを選んだのか?最大の決め手は「引き戸」

このケージを選んだ一番の理由は、「扉がスライド式の引き戸であること」でした。多くのケージは手前に開く「開き戸」タイプですが、シミュレーションをした結果、以下がメリットに感じました。

  • 省スペース設計: 扉を開けるための「前方スペース」が必要ありません。通路に置いても通行の邪魔にならず、限られた室内空間を有効に使えます。

  • 開けっぱなしにしやすい: 「ケージ卒業」の時期になり、扉を開放しておく際も、引き戸ならスッキリ収まって見た目も美しく、生活動線を邪魔しません。

もちろん、部屋のインテリアに馴染む、温かみのある「ライトナチュラル」の木目調フレームも外せないポイントでした。

使ってみて感じた「メリット」

  1. 3段の圧倒的な上下運動量: ケージの中をスルスルと登っていく姿を見て「3段にして正解だった」と確信しました。高いところは猫にとっての「安心スポット」。一番上の段にベッド、さらにその隣にハンモックを置くと、そこで2匹仲良くお昼寝する姿が見られます。

  2. インテリアへの馴染み: ライトナチュラルの色は、北欧風やモダンなインテリアを邪魔しません。

  3. 丈夫な設計: 2匹がケージの外側からガシガシとよじ登ってもガタつきが少なく、安定感があります。

正直に伝えたい「デメリット」と注意点

  1. 思ったよりも「スリム」な横幅: 設置してみると、意外とスリムで場所を取らないことに驚きました。これはメリットでもありますが、デメリットとしては「中に置けるトイレが限られる」ことです。 大型のシステムトイレを入れようとすると、扉に干渉したり、1階部分がトイレだけで埋まってしまったりします。スリムタイプを選ぶなら、トイレのサイズを事前にしっかり計測することを強くおすすめします。

  2. 組み立てのハードル: しっかりしている分、パーツも多く、女性一人で組み立てるのは少し大変かもしれません。夫婦で協力して、1時間〜1.5時間ほどかけて丁寧に組み立てるのが吉です。

猫が落ち着く!室内レイアウトと内装の作り方

ケージをどこに置くか、中に何を置くかで、猫の居心地は劇的に変わります。

おすすめの置き場所

  • リビングの隅: 家族の気配を感じられるけれど、人の通り道にならない落ち着いた場所。

  • 壁際: 四方が開いているよりも、一辺が壁に接している方が猫は安心します。

NGな置き場所

  • テレビの横・ドアの近く: 音や人の出入りが激しい場所はストレスになります。

  • 直射日光が当たる場所: 猫は自分で体温調整をしますが、ケージの中では逃げ場がありません。夏場の熱中症リスクは要注意です。

1階〜3階の使い分け(内装プロデュース)

  • 1階(トイレ・玄関): 一番出し入れしやすい場所にトイレを置きます。

  • 2階(食事・おやつ): 猫は清潔好き。排泄する場所と食事する場所を離したがります。2階に水飲み器とフードボウルを置くのがベスト。

  • 3階(寝室): 最上階は一番安全な場所。ふかふかのベッドや、お気に入りのタオルを敷いてあげましょう。

「いつまでケージ?」ケージ卒業へのステップ

「ずっとケージに入れておくのは忍びない」という声をよく聞きますが、ケージは一生閉じ込めるためのものではありません。
普段はお家全体へと活動範囲を広げていくためのステップとして使い、成長後も、体調不良や来客時など「もしものときに安心して過ごせる場所」として残しておくことが大切です。

ステップ①:お迎え〜1週間(安心期間)

まずはケージだけで過ごしてもらいます。ここで「ケージは怖くない場所」「ここは安全」と認識させます。ご飯もしっかり食べ、トイレも失敗しなくなったら次の段階へ。

ステップ②:1週間〜1ヶ月(お部屋探検)

飼い主さんが在宅している時だけ、ケージの扉を開放してあげます。猫が自ら外に出て、部屋を探索するのを見守りましょう。ただし、最初は1部屋だけに限定するのが安全です。寝る時や外出時はまだケージに戻します。

ステップ③:1ヶ月〜(完全開放)

部屋の危険な場所(入ってほしくない隙間やコード類)への対策が完了し、猫が家全体を把握できたら、扉は開けっぱなしでOK。これが「ケージ卒業」です。

卒業後もケージを片付けないで!

ここが重要なポイントです。卒業してもケージはそのまま置いておき、扉を開けておきましょう。

  • 来客時にパニックになった時の避難所

  • 体調が悪くて静かに過ごさせたい時の静養室

  • 将来の通院や移動のためのトレーニング として、ケージは一生役立つ「猫の自室」になります。

まとめ:ケージは猫への「最初のおもてなし」

ここまでケージ選びのポイントを解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。

ケージには2段、3段、あるいはもっとコンパクトなものなど、たくさんの選択肢があります。「絶対に3段でなければならない」ということはありません。大切なのは、お家のスペース、ご自身のライフスタイル、そして何よりこれから迎える猫ちゃんの個性に合わせて選んであげることです。

私が「引き戸の3段ケージ」を選んだのも、我が家の2匹が活動的だったことと、インテリアとのバランスを考えた結果の一つの形に過ぎません。どんな形であれ、みなさんが悩み抜いて選んだケージは、猫ちゃんにとって「ここなら安心して眠れる」と思える最高のお城になるはずです。

猫との暮らしは、ケージ選びから始まります。あなたが愛猫と心地よい距離感を見つけ、幸せな毎日をスタートできるよう、心から応援しています!