島根の西の端へ。益田市で出会った“本当にうまい麺”3選
日本で42番目に有名(という自虐が似合う)島根県。
出雲大社や松江は名前を聞いたことがあっても、「益田市」と言われてピンとくる人は、正直あまり多くないのではないでしょうか。
島根県のいちばん西の端にある益田市は、観光地として派手さはないものの、実はかなり“通好み”な街です。
森鴎外が学生時代を過ごし、古くは柿本人麻呂とも縁のある、文学と芸術の香りが漂う場所。海も山も近く、空気が澄んでいて、この落ち着きがちょうどよく感じられます。
そんな益田市で、今回は「旅の満足度を確実に上げてくれる麺料理」をテーマに、実際に食べてよかったお店を3軒紹介します。
観光の合間、あるいは帰省ついででも使えるお店ばかりです。
①うどんの萬栄
最初に紹介したいのが「うどんの萬栄」です。
ここは、初めて行くとちょっと驚きます。
「肉天うどん」を注文すると、なんと店主さんがその場でうどん生地を精製機にかけ、麺をカットし始めるんです。
このライブ感、なかなか他では味わえません。

出汁は、関西に住んでいる人からすると、やや醤油が強めに感じるかもしれません。ただ、それが悪目立ちすることはなく、肉の旨みがしっかり溶け込んでいて、結果としてかなりバランスがいいです。
天ぷらは海老天です。
麺の量はやや控えめですが、これくらいがむしろちょうどいい。
「もう少し食べたいな」くらいで終わるのが、旅中の食事としては正解だと思っています。
②みそ膳 らーめん遠田

次に紹介するのが、益田市で味噌ラーメンといえば必ず名前が挙がる「みそ膳 らーめん遠田」です。
ここは、いつ行ってもだいたい行列ができています。
ただし、安心してほしいのは回転がかなり早いこと。
体感的には、20分以内で席に着けることがほとんどです。行列を見て諦めるのは、正直もったいない。
注文は毎回「みそ膳 特製みそらーめん」。
もう、これ一択でいいと思っています。
濃厚な味噌スープに、ガーリックチップとピリ辛の一味が絶妙に絡み、パンチはあるのに重すぎない。
さらに、岩のりが入っているのがこの店の大きな特徴で、磯の香りがふっと広がり、味に奥行きを与えてくれます。
味噌ラーメンって、正直「当たり外れ」が大きいジャンルですが、ここは別格。
これまで食べてきた味噌ラーメンの中で、個人的にはダントツの1位です。
「若い頃みたいに毎回こってりは無理」という人も多いと思いますが、この一杯は不思議と最後までいける。
だからこそ、心からおすすめできます。
③ 長崎ちゃんめん
最後は「長崎ちゃんめん」。
ゆめタウン益田店の駐車場エリア内にあり、車移動が基本の益田市ではかなり使い勝手のいい立地です。
名前は“ちゃんめん”ですが、近江ちゃんぽんとはまったく別物。
白濁した豚骨&鶏ガラのスープが特徴で、コクがありつつもクセは少なめ。
野菜もたっぷりで、「外食だけど、まあまあ体に良さそう」と思えるのがありがたいところです。
特筆したいのは、味だけではありません。
この店、店員さんの動きがとにかく素晴らしい。
満席でオーダーが詰まっていても、誰が何をするかが完全に共有されていて、動きに無駄がありません。
行列で待つこともあるのですが、待たされている感じがしないので、仕事の休憩中でもストレスなく入れます。
派手さはないけれど、「また来たくなる」。
そんな安心感のある一軒です。
まとめ|益田市は“麺で満足できる街”
益田市は、正直「ここを目当てに来る」という人は少ない街かもしれません。
でも、実際に訪れてみると、静かで、グルメもあり、大人にちょうどいい。
今回紹介した3軒は、どれも「行って後悔しない」店ばかりです。
観光の合間に、仕事帰りに、あるいは何もせずに食べるためだけに立ち寄ってもいい。
もし益田市を訪れる機会があれば、ぜひこの中から一軒、いや二軒、時間が許せば三軒とも試してみてください。
きっと、「益田、意外といいな」と思ってもらえるはずです。
