「初めての香港旅行、何を持って行けばいいの?」「日本と何が違うか分からない…」と悩んでいませんか。

わたしは夫が香港人という縁で、10年以上前まで香港に住んでいました。日本から遊びに来た友人や家族の持ち物を見ながら、「これは必要」「これはいらなかった」というリアルな体験を積み重ねてきたつもりです。

そこでこの記事では、現地在住経験者の目線で厳選した香港観光の持ち物リストを、気候・電源・決済・健康・服装の5カテゴリでご紹介します。

さらに、他の旅行ブログでは絶対に書かれない「実はいらなかった持ち物」まで正直に開示。ガイドブックに載らない、香港ならではの常識をまるっとお伝えします!

そもそも香港って何が違うの? 日本と違う2つのポイント

香港観光の持ち物を考えるうえで、最初に知っておきたいのが「日本と何が違うか」です。

香港には日本の海外旅行では想定しない2つの独自事情があります。

①気候:亜熱帯+屋内は激寒 香港は亜熱帯気候で、夏は35度・湿度80%が当たり前。加えて、室内は冷房がガンガンで氷のように冷えています。屋外と屋内の温度差が10度以上あるのはザラ。

②電圧・プラグ形状:BFタイプ(イギリス式3本足) 香港はイギリス統治時代の名残でBFタイプのコンセント。日本のCタイプでは物理的に入りません。100均で買える変換プラグが必須です。

【気候対策】冷房・強い日差し

香港の気候対策は、「冷房・日差し」さえ押さえれば大丈夫。

なぜかというと、香港は「屋外と屋内の温度差」「亜熱帯の強い日差し」という気候的特徴があるから。それぞれに合った装備が必要です。

具体的に持って行きたいのはこの2つ。

①カーディガン or ストール(冷房対策) 香港の室内は夏でも冬でも冷房がガンガン。日本より設定温度が低くて、正直「氷点下じゃないか?」と思うレベルです。半袖のワンピースで観光に出かけて、レストランに入った瞬間に鳥肌が立った経験、わたしも何度もあります。

冷房が強い理由の一つが、「冷房=空気を綺麗にする」という香港人の感覚。香港は空気が汚くて、夜景も霞んで見えるほど(ほぼ毎日)。だから室内の空気だけでも快適に、という文化なのかもしれません。

島根猫
島根猫
冷房=空気清浄という考え方、香港ならではだと思います
夫
夏でもレストランで寒がっている人、多いよね

街歩きの時は着脱可能な長袖の羽織ものを必ずカバンに入れておきましょう。特に女性は現地でもストールを持ち歩く人が多い印象です。

②日焼け止め・帽子・サングラス(日差し対策) 亜熱帯の日差しは本当に強烈。わたしが初めて香港に来た時は夏で、外を10秒歩くと眩しくて蒸し暑くてめまいがしたのを今でも覚えています。日焼け止めはSPF50+、帽子+サングラスがベストです。

つまり、羽織もの+日焼け止めセットで、香港の気候にはほぼ対応できます。

【通信・電源】現地でスマホを止めないための3つ

香港ではスマホが命綱。地図・翻訳・決済・連絡、ぜんぶスマホで完結する街だからこそ、電源と通信の準備は最優先です。

なぜかというと、スマホの充電が切れると八達通アプリを使っている場合は地下鉄すら乗れないような状況になりかねないから。備えを厚くしておきましょう。

具体的に用意したいのはこの3つ。

①変換プラグ(BFタイプ)
まず必須なのが変換プラグ。100均で売っているシンプルなもので十分です。

ちなみに、最近のホテルはUSB-AやUSB-Cの充電口が付いていることも多いので、USBケーブルだけでスマホが充電できる場合も。念のためBFプラグは1つ持参しつつ、USBケーブルもあると安心です。

②モバイルバッテリー
香港は歩き回る観光地が多く、Googleマップや翻訳などでスマホを使う機会が多いので、モバイルバッテリーはほぼ必須。

ただし、香港は中国本土のように「何でもAlipay」ではないので、決済用途で電池が切れて詰む、というリスクは低め。あくまで地図・翻訳用の予備電源という位置付けです。中国本土(深圳など)にも足を伸ばすなら、「3C認証マーク付き」のモバイルバッテリー必須になります。

③eSIM
香港に到着した瞬間からネットに繋げるためにはeSIMが最強。空港のSIMショップに並ぶ必要もありません。

わたしが実際に使ったeSIMのレビューは、こちらの別記事にまとめています。
【実録】KKdayのeSIMを中国・香港で使ってみた本音レビュー

つまり、変換プラグ+モバイルバッテリー+eSIMの3点セットで、香港でスマホは無敵状態になります。

【決済】八達通と現金の使い分けリアル

香港の決済は、「八達通+現金+クレカ」の3本立てが基本。それぞれの使い分けを押さえておけば迷いません。

具体的な使い分けはこちら。

◇八達通(オクトパスカード):交通機関+コンビニ+ファストフードで大活躍
香港版のICカード。空港・地下鉄駅の窓口で購入できます(デポジット必要)。地下鉄・バス・ミニバス・トラム・コンビニ・マクドナルド・スタバなどで使える万能カード。

最近はスマホアプリ版の八達通もあり、Apple PayやGoogle Payを通じてスマホだけで完結できるようになっています。ただし、購入・チャージ方法に少しクセがあるので、旅行前に日本で慣れておくのがおすすめ。チャージは現金 or クレカで可能で、地下鉄駅のチャージ機で追加できます。

◇HK$現金:屋台・小さな店では必須
八達通が使えないシーンもまだまだあるのが香港。屋台・古いローカル店では現金必須です。

両替の王道パターンは、

  • 空港では1日目の交通費分だけ両替(レートが悪いので少額)
  • 残りは尖沙咀の「重慶大厦(チョンキンマンション)」で両替(市中の中でもレート最強)

島根猫
島根猫
重慶大厦の両替は、香港旅行のちょっとした通過儀礼です

◇クレカ:ホテル・大型レストラン・ショッピングモール
日本と同じ感覚で使えます。VISAとMastercardが安心、JCBは店による、というのが実感。

◇AlipayHK・WeChat Pay HK:短期旅行なら不要
香港版のQR決済ですが、基本的に香港の銀行口座や現地カードとの連携が前提。短期旅行の観光客なら準備しなくてOKです。香港旅行は現金・クレカが基本と覚えておきましょう。

◇観光客の目安予算
香港3泊4日で、飛行機代・ホテル代を除いた食事+お土産代の目安は1人1万5,000〜3万5,000円。ローカル飯中心なら抑えやすく、飲茶・カフェ・ブランド土産を入れると上振れしやすいイメージ。

レストランの物価は日本より若干高い印象なので、財布の中身は少し余裕を持たせておくのがおすすめです。

つまり、八達通+現金+クレカの3本立てを準備しておけば、香港の決済シーンで困ることはありません。

【健康&快適】屋台・食事で困らないアイテム

香港観光で意外と見落としがちなのが、健康関連の持ち物。特に食事関連は油断禁物。

なぜかというと、香港の食事は日本人には脂っこかったり辛かったりすることが多く、体調を崩す観光客が本当に多いから。備えあれば憂いなしです。

具体的に持って行きたいのはこの5つ。

①下痢止め・整腸剤(超重要)
これは絶対に持って行ってください。日本人が香港に駐在すると、最初の1ヶ月はほぼ全員お腹を下すと言われるくらい、食事の変化に胃腸がついていかないんです。

実際わたしも、脂っこく辛い料理を食べた後に下痢が5日以上も続いて正露丸を飲んでも治りませんでした。結局、現地の病院で胃腸炎の薬を処方してもらってピタリと止まったという経験があります。

島根猫
島根猫
日本の下痢止め薬でも、念のため持って行った方が絶対安心です

②ウェットティッシュ・ポケットティッシュ
屋台ではおしぼりや紙ナプキンが出ないことが多いので、必ずカバンに常備を。ちなみに、香港人は「Tempo(テンポ)」というブランドのティッシュが大好きで、コンビニでもよく売っています。

③虫除けスプレー
湿度が高い香港は蚊がとても多い。ただ暑くて屋内にいる時間が長いなら、そこまで気にならないのも事実。屋外観光(南丫島・大澳・ハイキング)の予定があるなら、必ず持って行きましょう。

④マスク(必須ではない)
大気汚染・感染症対策として持って行く人もいますが、基本的には不要。気になる方だけどうぞ。

⑤常備薬全般
現地の薬局「万寧(Mannings)」「屈臣氏(Watsons)」は充実していますが、日本語表記の薬の安心感は代えがたいもの。頭痛薬・風邪薬・胃薬・絆創膏など、いつもの常備薬をコンパクトにまとめて持参を。

つまり、下痢止め+ティッシュ+常備薬の3点は絶対持って行くべきアイテム。特に下痢止めは、旅行を台無しにしないためのお守りです。

【服装・靴】坂道の街を歩き倒す装備

香港観光では「歩く」時間が想像以上に長いので、服装と靴選びが超重要です。

なぜかというと、香港島は山と海に挟まれた地形で坂道と階段が本当に多いから。ヒールや歩きにくい靴で行くと、初日で足がやられます。休憩用のベンチもありません。

具体的に押さえたいポイント4つ。

①スニーカー必須
香港島サイド(中環・上環・銅鑼湾など)は坂道が多く、歩道もあまり綺麗に舗装されていないエリアも多いです。つっかけタイプのサンダルは逆に危険なので、必ずスニーカー or 歩きやすい靴で。フェリーターミナル・MTR駅内での徒歩距離も長めです。

②レイヤードできる服装
気候対策の章でも書きましたが、外は暑い、屋内は激寒の温度差に対応するため、脱ぎ着しやすい服装がベスト。半袖+羽織ものが基本形。

③ドレスコードは緩めだが、夜のバー・レストランは少しキレイめもアリ
カジュアルでほぼOKですが、夜景のバー・SOHOの高級レストランは少しキレイめの服があると気分も上がります。

④エコバッグ必須
香港ではレジ袋がHK$1有料で徹底されています。買い物のたびに袋代を払うのは地味に痛いので、コンパクトなエコバッグを1つカバンに入れておくと便利。

◇現地の女性ファッション観察
ちなみに、今の香港の若い女性は攻めたファッションが目立ちます。半ズボン・ヘソ出し・肩出しがド定番。10年前わたしがいた頃はここまで攻めていなかった気がするので、時代の変化を感じます。

島根猫
島根猫
日本人の感覚だと「え、そんな服で!?」と驚くレベルの若い女性が多いです(笑)

つまり、スニーカー+レイヤード服+エコバッグの3点セットで、香港の街歩きは快適そのものです。

【現地在住経験者が正直に】「実はいらなかった」持ち物

逆に、「持って行ったけど使わなかった」持ち物リストをご紹介します。

なぜ大事かというと、荷物を軽くすることは香港観光の快適さに直結するから。歩く距離が長い街だからこそ、余計なものは持って行きたくないです。

具体的にわたしが「いらなかった」と感じたのはこの4つ。

①ドライヤー
香港のホテルはほぼ100%備え付けあり。しかも風量も十分。日本のドライヤーを持って行ったけど1回も使わなかった、というのがわたしの経験です。

②大量の現金
香港は八達通・クレカ・ATMがどれも充実しているので、日本から大量の現金を両替する必要はゼロ。空港で1万円分だけ両替して、必要になったら市中両替や現地ATMで追加する方が、レートも安全性も◎です。

③分厚いガイドブック
最新情報が古くなっていることも多く、Google Maps+Instagram+現地アプリで必要な情報は十分手に入ります。「地球の歩き方」を持って行ったけど、機内でしか開かなかった…というのがリアル。

④化粧品・スキンケアの過剰持参
香港はドラッグストアが充実しています。日系ブランド(資生堂・SK-II・カネボウなど)もあれば、韓国コスメ、欧米ブランドもあり。「万寧(Mannings)」「屈臣氏(Watsons)」で何でも揃うので、旅行中に使い切ってしまう化粧品は現地調達もアリです。

つまり、ドライヤー・大量の現金・ガイドブック・過剰なコスメは思い切って荷物から抜いてOK。軽い荷物で香港観光を快適に楽しみましょう

まとめ|香港観光の持ち物リスト完全版

現地在住経験者として、香港観光で本当に必要な持ち物をご紹介してきました。
香港観光の準備は、気候・電源・決済・健康・服装の5つを押さえれば失敗しません。

特にネット環境と決済の準備はしっかりしておきたいポイント。詳しい情報は、こちらの記事もあわせてご覧ください。

◇通信の準備【実録】KKdayのeSIMを中国・香港で使ってみた本音レビュー

◇中国本土まで足を伸ばすなら驚きの油絵村へ!香港から深圳へ日帰り旅行

◇言葉の準備【香港人妻の独学】広東語の勉強法まとめ

◇アジア広域旅行の準備中国旅行完全ガイド

現地在住経験者としてお伝えしたいのは、「香港は歩き倒す街」だということ。荷物は軽く、装備は的確に。この記事があなたの香港観光の準備の参考になれば嬉しいです。

ABOUT ME
島根猫(shimaneneko)
島根出身×香港出身の夫と、保護猫2匹と暮らすアラフォー。 2024年に姉弟猫を迎えてから、旅と猫を中心に発信中。 訪れた国:香港・中国・台湾・オーストリアなど15ヶ国以上。 現在は広東語と簿記を勉強中。